
メキシコカンクン発チチェン・イッツァツアーに行ってきたので、写真レポ、持ち物、服装、注意することなどまとめました。
「チチェニッツァ?」「チチェニッツァ?」メキシコ・カンクンのホテルゾーンやダウンタウンを歩いていたら5秒おきくらいに声をかけられます。
カンクンからの数ある観光スポットのなかでも一際推されているチチェン・イッツァ(Chichen Itza)
古代都市チチェン・イッツァは、世界遺産の文化遺産に登録されていて、インドのタージマハルやペルーのマチュピチュ、ローマのコロッセオ、ヨルダンのペトラ、リオデジャネイロのキリスト像、中国の万里の長城と並んで世界七不思議のひとつになっています。
正直カンクンに来て勧誘されるまでチチェンイッツァのことは知りませんでした。せっかくなのでチチェンイッツァのツアーに参加してみました。
Contents
チチェン・イッツァツアー観光先
私が参加したチチェン・イッツァツアーの行程は、
1.バジャドリド(Valladolid)という小さい町
2.イキル・セノーテ(Ik-Kil)
3.ランチビュッフェ
4.チチェン・イッツァ
地図で分かる通り、チチェン・イッツァはカンクンからだいぶ西にあります。プラヤデルカルメンやトゥルムからも遠く、メリダとカンクンの間くらいですがどちらかというとメリダよりです。
チチェン・イッツァツアー写真レポート
チチェン・イッツァツアーのピックアップから帰宅までの流れです。
ピックアップ~集合
朝7時に宿(カンクンのダウンタウン・セントロのADOバスターミナル近くの宿)の前でピックアップしてくれるということなので5分前から待ってると、時間通りにお迎えの小さなバンがやってきました。時間通りに来たことに感動。
1月のカンクン、朝7時前はまだまだ暗い
この後、カンクンのホテルで5人組のグループをピックアップし南に走ります。
途中OXXO(オクソ)というコンビニに立ち寄る。自分は何も必要なかったので車内で待機。
ビーチ沿いの高そうなホテルで次々にツアー参加者をピックアップ
さらに南に向かいます。
バンはジャングルの奥の方へ進み、着いたのは秘密基地のような場所。沢山のバンとツアー客が集まっています。
とスペイン語と英語で説明をうけバンを降ります。
この時、9:30AM。7時のピックアップから2時間半かけて他のツアー客を拾いこの集合場所に着いたのです。長かった・・・
軽食を売っている売店があります。水が50ペソ(約300円)と高い。ここで食べている人は割といました。
メキシコの民芸品売り場
トイレを使用。入り口(男女のサインの後ろ)に立っている人からトイレットペーパーを受け取ります。チップ入れを突き出してきたので、1ペソコインを入れました。トイレにはトイレットペーパーがありませんでした。
トイレットペーパーは携帯しておくといいかもしれません。自分も長距離バスなんかに乗るときはトイレットペーパーを持参してます。切れて予備も無いことがたまにあるので。
小さいセノーテです。魚が結構います。日差しが全くない曇りのせいか誰も泳いでいませんでしたが、ライフジャケットを貸し出しているのでセノーテに入ることはできるようです。
セノーテでうろうろしていると、遠くからおっちゃんがスペイン語で誰かを呼んでいるのに気づきました。自分は関係ないと思っていましたが、しばらくしてどうやら自分を呼んでいるということに気づきおっちゃんの元へ行くと、
このおっちゃんはツアーのスタッフでした。
と言われ大型のバスに乗り10時頃に秘密基地を出発
バスが動き出すとマヤ人のツアーガイドがマヤの文化について語り始める。
ツアー参加者は、スペイン語スピーカーが半分、アジア人は自分だけ。みんな眠そうな割にテンションが高い。説明はスペイン語のあと英語で行われます。
バジャドリド(Valladolid)観光
マヤ人ツアーガイドの話が絶えないまま(ずっと喋ってます)、このツアーの観光スポットの一つであるバジャドリド(Valladolid)に10:30頃到着。
バジャドリドは人口5万人程度の小さな町です。カンクンとはタイムゾーンが異なり、カンクンより一時間遅れています。
ガイドに連れて行かれたのは、トイレがあるお土産屋さん。トイレには行列ができていました。
お腹が空いたのでガイドに「ランチは何時?」と聞くと、「ランチは1時だから(実際は2時半だった)食べるならスナックにしなさい」と言われたので、とりあえず軽食が買えるとこを探すためにお土産屋を出ました。
するとすぐ隣にチュロスを作っているカートを発見。
5つで35ペソ、1つで10ペソ。う~ん・・1つでは足りないし、5つも食べれないってことで、「3つでいくら?」と尋ねると「20ペソ」
プレーンで渡されたので「チョコレートかなんかソースは無いのか?」と言うと、チョコレートをかけてくれました。無料で。
ここで揚げているチュロスなのでサクサクして美味しい
他には、このチュロス屋が入っているコンビニで冷えてるコーラを購入。20ペソ
11時前にバスに戻り、時間通り11時頃にバジャドリドを出発
オーダーメイドのマヤカレンダー
バジャドリドを出発しバスが動き出すと、ガイドが別のツアーガイドの紹介をはじめる。その人は普段は学校の教師をしているが、こうやってたまにツアー客相手のガイドもやってるという。
マヤのカレンダーの読み方を丁寧に説明します。
座席の前方からまわってきたマヤカレンダー。写真撮るために隣のお兄ちゃんに持ってもらいました。
値段は約25USドル。支払いはカレンダーを受け取った時に現金かクレジットカードで。
氏名、カレンダーにしたい記念日の日・月・年
なんと、スペイン語や英語だけでなく、日本語も選択肢にあります。
結構人気で、ツアー客の3割くらいが注文していました。(私は買ってません)
イキル・セノーテ(Ik-Kil)観光
12時にイキルセノーテ(Cenote Ik-Kil)に到着。ここもカンクンより一時間遅れています。セノーテの入場料はツアーに含まれているのでガイドに連れられてみんなでエントランスゲートを通過します。自由時間は一時間。
敷地内は綺麗に整備された公園のよう。
緑が多い。人はそんなにいませんでした。
セノーテ。左の奥に飛び込み台があります。水着を持っていかなかったので泳ぎませんでしたが、持っていけばよかったと後悔しました。
ライフジャケットのレンタルは30ペソ
ちゃんとロッカーもあります。
トイレと更衣室がずらり。清潔で綺麗でした。トイレットペーパーもあります。
セノーテに入る前はシャワーを浴びるのがルールです。
私は泳ぎませんでしたが一時間もあればセノーテで十分遊べます。泳いでバスに戻ってきた参加者がたくさんいました。
マヤの民芸品・雑貨中心のお土産屋
予定通り13時にイキルセノーテを出発。
・・・・・
しばらくしてアクシデントが・・・・
デコボコ道を走っていると、タイヤが破裂したような音・・・
バスを止めて運転手が様子を見に行きましたが特に問題は見つからなかったので再出発
ランチビュッフェ
無事に14:30にランチビュッフェのレストランに到着。セノーテから結構時間かかりました。現地時間は14時半ですが、カンクンは15時半なのでかなり遅いランチですね~。こんなに遅いとは思わなかった。
渡されたランチビュッフェのチケット
お皿を取って並んで順番に少しづつ料理を取ります。
とりあえず、ライス、鶏肉料理、野菜、スイカ
パスタやデザートも豊富にあります。
ドリンクはビュッフェに含まれていません。「ドリンクはいかがですか?」と注文をとりにくる人がいるので飲みたければ注文します。私は持参したミネラルウォーターを飲んでいました。
他のツアーの客も来るので混雑しますが、ビュッフェのお替りはスムースに何度でもできました。
前のステージでショーが始まります。激しく飛び跳ねたり情熱的なパフォーマンスを披露してくれました
次に、陽気な音楽とともに別のエンターテイナーが登場。ショーが始まり、グラスや瓶を載せたお盆を頭の上に乗せてものすごいスピードで回転するマヤのおばちゃんとおっちゃん。スゲー
食べ終わって外に出ると、エンターテイナーがチップ入れを持って立っていたので、10ペソ入れました。
お土産屋にあるいろんな味のチョコレート
ポーチ
小物入れ
全体的にカンクンのお土産屋よりかなり安く販売されています。値段もちゃんと書いてあります。
15:15頃、バスが到着。
別に用意されたバスに乗り、このツアーのメインであるチチェンイッツァに向けて出発します。
替えのバスは座席が広々としてより綺麗でした。
海外だとgdgdになりそうなトラブル発生時の対応が迅速に行われていて感動しました。
チチェン・イッツァ(Chichen Itza)観光
15:30頃、チチェンイッツァに到着。カンクンとは時差があり一時間遅れています。
英語のグループに連れられてエントランスまでゾロゾロ歩きます。
英語グループを率いるスタッフがチケットを受け取ってきてツアー客に配ります。
チケットは2種類。それぞれ70ペソと172ペソ。2つで1500円弱。チケット代はツアー料金に含まれています。
チケットを受け取ったあと待っても待ってもツアーガイドが現れない・・・みんなザワツキ出し、
ある女性参加者がスペイン語のガイドに
とクレームを言うと、スペイン語のガイドが
スペイン語と英語で解説するので時間が倍になるのでイマイチです。
ツアーは旧チチェンイッツァからまわります。
一つ目の遺跡
英語とスペイン語で解説するが、明らかにスペイン語の方が長い。スペイン語の内容が10なら英語は3といったところか。とにかく熱く語るガイド。10分、20分と時間が経つと、話を聞いている参加者がだらけだして、中には抜ける人も出てきた。ずっと立ちっぱなしなので辛い。
チチェンイッツァの敷地内の通行路には売店がずらりと並んでいます。
と休みなしに声をかける販売人たち。
木が多く道がデコボコしてつまづきやすいので運動靴を履いてきて正解でした。
カラコルと呼ばれる天文台。屋根がドーム型です。
ここでも熱く語るガイド。最初の遺跡で分かったので、みんな座って話を聞くようになりました。
高度な天文学の知識を持っていたマヤの人たちはこのカラコルで太陽を観察していたんですね~
尼僧院
教会
飛び出している象の鼻のようなものは、雨神チャックの鼻
チチェン・イッツァのメイン遺跡、エル・カスティージョ
ピラミッド自体がカレンダーになっています。
春分の日と秋分の日のサンセットに現れるククルカン(蛇)の降臨は見てみたいですね~
このピラミッドの中には2つのピラミッドが入っているようで、ロシアのマトリョーシカのようです。
戦士の神殿
頂上には、生贄の心臓が置かれたチャック・モール象があります。
ガイドがこの辺りで手を大きく叩き音を鳴らし、音がこだまする現象をみせてくれました。
この後、球戯場に向かいます(なぜか写真を撮っていない)
球戯場のゲームについて、勝った方が名誉で生贄になるという説と負けた方が生贄になるという説の両方があるそうです。
しかし、ボールを通す輪っかの穴が小さい上にだいぶ高い位置にあるので、本当にあんなのにボールをくぐらせられるのか??疑問に思いました。
参考に、コバ遺跡にある球戯場です。手を使わないでこの輪っかにボールを通すって・・・
自由時間といっても残り20分もなかったのでガイドの元に残りました。
時間前にバスに戻ると、チチェン・イッツァから宿に戻らずそのままメリダに向かうというグループがいました。チチェン・イッツァからは各地へのバスが出ているようです。このように、ツアーであっても途中で抜けて次の目的地に向かう人はたまにいます。
予定より30分遅れて18:00頃(カンクン時間19時)出発
帰宅まで
朝ハイテンションだった参加者もぐったり。車内は消灯され私を含めみんな睡眠をとります。
帰り道は長かったです。まだ着かないまだ着かない・・・外は真っ暗
9時くらいにプラヤデルカルメン辺りに到着。車内の電気が付き、アナウンスが入ります。
呼ばれたので降ります。
ツアー料金払っているし、誰もチップを置いてなかったのでチップは置きませんでした。
降りた所で、カンクン行きの小さなバンに乗るように言われます。
そのあとも長い・・・
参加者を一組づつホテルまで送るんですが、自分がステイしているカンクンのダウンタウンは最終地点なのです。ピックアップも一番最初でした。なので、送迎時間は長いですね~。
宿に着いたのは10時PM過ぎ
ツアーの拘束時間は長かったですが、バスの移動が多く眠れたので疲労はありませんでした。
一日にいろいろ回れたので良かったと思います。
チチェン・イッツァツアーまとめと感想
ツアー料金に含まれているもの
・送迎
・チチェンイッツァ入場チケット&ガイド
・ランチビュッフェ(ドリンクは有料)
・イクキル・セノーテの入場チケット
持ち物
・キャッシュ約100ペソ、クレジットカード
・水
・一眼レフカメラ、GoPro、iPad
・薄手のダウン
全てツアー料金に含まれているのでキャッシュは100ペソくらいしか持っていきませんでした。実際使ったのは、チュロス20ペソ、コーラ20ペソ、ランチのチップ10ペソ、トイレのチップ1ペソくらい。
重くてもバックパックはバス内などに放置はせず常に持ち歩いていました。
メキシコのバスの中は冷房が強すぎるという口コミが多いので薄手のダウンを持っていきましたが、全く寒くなかったので使用せず。
服装
・運動靴
・帽子
・夏用の長袖パーカー
チチェンイッツァは特に木々がなく日差しが強い場所が多いので帽子は必須でした。道もデコボコでつまづきやすいので運動靴で正解でした。
ツアー会社選びの注意点
チチェンイッツァツアー選びで気を付けることは、ツアー会社によって内容が違うことです。
【確認すべきこと】
・ランチ込みか
・チケット代込みか
・送迎はステイ先の宿までか
ツアーを選ぶ際、街中にあるいくつものブースで話を聞きましたが、ランチが含まれないツアーがあったり、宿までの送迎は無く別の場所で集合など、ツアー会社によって違います。
自分で聞かないと教えてくれない場合がほとんどです。
【町で勧誘しているツアーに参加した人の体験談に多いこと】
・遺跡の滞在時間が40分しかなかった!など予定の2時間よりはるかに短かったそうです。私の場合、チチェンイッツァは2時間以上ありました。
・ガイドが英語を話さずスペイン語のみで分からなかった!
・宿の送迎無し
こういうのは町中の安いツアーに参加した人の話に多いです。
感想
ま~とにかく、チチェンイッツァのツアーは早朝に出て夜9時~10時帰宅なので長いです。長い一日でしたが参加してよかったと思います。いろんな観光スポットを訪問できただけでなく、バスから見る景観も楽しめました。充実した一日でした。
ちなみに、今回私が参加したチチェンイッツァツアーはステイしているカサ吉田という日本人宿から申し込んだツアーです。オーナーのルルさんに言って予約してもらいました。前日でもOKなようです。わりと多くの宿泊者がこの宿でツアーの予約をしてもらってるようです。
他には、チチェン・イッツァツアーの翌日に参加した「コバ遺跡&トゥルム遺跡ツアー」がおすすめです。カリブ海沿いのトゥルム遺跡と、コバのピラミッドの頂上からの景色は絶景。コバ遺跡のジャングルの中のサイクリングも楽しめました↓
カンクンで体験したアクティビティ&ツアーをまとめました↓